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ピコハイ

クレーター状ニキビ痕の新治療2024.5.2

Skinfinity clinic院長の橋本です

当院ではこれまでクレーター状のニキビ痕でお悩みの方に対して、様々な治療を行って参りました。

現在でもダーマペン4を用いることも多いですが、昨年より新たな選択肢の一つに加わった最新型のピコレーザーのピコハイに搭載された全く新しいフラクショナルレーザーのVMLAフラクショナルは大変優秀です。

前回のブログ記事で、このピコハイの開発製造元である韓国のHIRONIC社に訪問して、韓国でのピコハイの第一人者のDr.Jiehoon Kimと長時間ディスカッションすることができたのは非常に大きな収穫であったことは書かせていただきました。

非常に重度のクレーターに対しては古くから「サブシジョン」という外科的な方法に近いアグレッシブな治療が行われてきましたが、VMLAフラクショナルを用いることでサブシジョンを完全に代用できるのではないかというヒントを得る貴重な機会となったのです。

全く新たな効果的な照射方法を模索していく中で、非常に良好な結果となる治療法を確立することができ、モニター様への治療が現在進行しております。最も治療が進んでいる方で、現在2回の治療が終了してその1か月後の経過写真を撮らせていただくことができましたので、その良好な経過をご紹介します。

治療前

まずは治療前のお写真です。両頬にかけてクレーター状のニキビ痕があり、アイスピック型とボックスカー型が主体です。長引く赤みも目立つ要因となっていますが、深いクレーターも密集している箇所もあり目立ちます。

治療後

こちらが2回のピコハイVMLAフラクショナルレーザー治療を行ってから1か月後のお写真です。まずたった2回にもかかわらず深いクレーターがすでにほぼ消失しているのがわかります。長く残存していた赤みも非常に落ち着いています。実際にお会いした印象でも、非常に滑らかな肌になったように感じられました。

独自に開発した照射方法で、看護師ではなく私が効果を重視した強めの照射していますが、フラクショナルCO2レーザーのような赤みの増強や色素沈着も見られていません。もちろんサブシジョンは一切行っておりません。むしろ、サブシジョンに匹敵もしくはそれ以上の効果を狙っている治療です。

もう一度横に並べてみます。

左:ビフォー 右:2回治療後1か月

拡大してお写真を見比べてみると、たった2回の治療で大きな変化が起こっているのがわかります。すでにこのお写真撮影の後に3回目の治療を受けて頂きましたので、今後の経過がさらに楽しみです。大きな改善が得られるように祈りながら、心を込めて私が照射させていただきました。

患者様に多大な負担をお願いしてしまうサブシジョンやフラクショナルCO2レーザーを一刻も早く過去の治療とすべく、さらに治療全体の完成度を上げていきたいと考えており、現状ではクレーター治療においてはダーマペン4にも良さはありますので、ピコハイVMLAフラクショナルを軸にしながら症状に応じて組み合わせていくのもよいと思っています。

【治療概要】

VMLAピコハイフラクショナル(麻酔クリーム使用・院長施術)

通常価格 88,000円税込み(別途麻酔クリーム代)

目隠しモニター料金 55,000円税込み(麻酔クリーム代込み)

 

治療当日は赤みが出現します。赤みのピークは数日間ですが、完全に落ち着くまでは1週間程度かかる場合があります。翌日よりメイク等でカバーすることが可能です。