ウルトラフォーマー

ハイフ(HUFU)による治療を受ける場合の注意点2021.10.2

こんにちは。スキンフィニティクリニック院長の橋本です。

近年、タルミ治療や小顔治療目的で「ハイフ」という治療を希望して来院される方が増加傾向にあります。

最近よく聞く「ハイフ」が気になります

このように話してくださるお客様に詳しく伺うと、SNSなどで「ハイフ」という新しい治療を目にすることが増えたので、新しく流行しているマシンだと思っている方もいらっしゃるようです。

しかしこの「ハイフ」という言葉は決して新しいマシン名ではなく、「レーザー」や「近赤外線」、「高周波」などといった、発熱させるエネルギー源を指す用語ですので、古くから使われている言葉です。

ハイフはHIFUと表記しますが、High Intensity Focused Ultrasoundの4つの頭文字を並べた略語です。Ultrasoundとは超音波のことですので、超音波を虫めがね状に皮膚の深部で一点に集中させて点状に発熱させる技術のことハイフと呼びます。

このハイフ技術が搭載されたマシンが様々なメーカーから登場していますが、その元祖がウルセラというマシンです。このマシンが開発されたのが2004年ですので、すでに17年の歴史が美容医療用ハイフの業界にはあるという計算になります。

17年も経てば初代機のウルセラの欠点を改良した機種は世界各国からすでに登場していますので、現状でウルセラという機種にこだわる必要性は全くなくなっています。当院では6年ほど前から当時最新機種の「ウルトラフォーマ-3」を採用して現在でも稼働しています。もちろん常に新たなハイフマシンが登場する度にチェックしてきていますが、現状でもウルトラフォーマー3が最も優秀なマシンであるという私の評価には変わりはありません。

瞼にも照射可能な2mmカートリッジの細部までの当てやすさや、6mm、9mmといった脂肪層の脂肪溶解を必要に応じて使用可能な点は他のマシンにはない素晴らしい特色です。

ウルトラフォーマー3による治療を開始した当初から私自らがすべてのお客様に照射を行い、多くの治療件数を積み重ねて参りました。そのようなこともあり、世界初のウルトラフォーマー3指導医としてメーカーより認定頂き、技術指導なども行って参りました。

「照射は誰が行うのか」を必ず確認することが大切

さて、このハイフマシンで気をつけなければならないことは、「誰がこのマシンを扱うのか」という点に尽きます。日本国内ではハイフマシンを以下の3職種の技術者が照射を行う可能性があります。

  1. エステサロンのエステティシャン
  2. 美容クリニックの看護師
  3. 美容クリニックの医師

まずエステサロンでエステティシャンが使用するハイフマシンは医療用ではありません。医療用ハイフとエステ用ハイフの決定的な違いは出力です。エステサロンでは医療行為は禁止されていますので、人間の細胞が変化するような高温を発生させるマシンを使用することはできません。そのため、出力がかなり低めでしか出せない設定にリミッターがしっかりとつけられたマシンしかエステサロンには設置することができません。

エステサロンのハイフでは、温める程度の出力しか出すことができないので、これではハイフの良さは全く無いに等しいといえます。しかしながら、定期的にエステサロンで火傷になった例や、神経損傷を起こしてしまった例などがニュースになっており、これは違法性の高いエステサロン並びにマシン納入業者がここには関わっていることになります。

看護師施術と医師施術

美容クリニックではハイフマシンは医療用ハイフがほとんどのケースで設置されていますが、エステ用の安価なマシンが置いてあることも稀にあります。そしてそのマシンの使い手は看護師の場合もあれば、医師の場合もあります。当院ではハイフ治療を開始以来、一貫してすべての例で私が照射を行って参りましたので、当院は医師施術のクリニックということになります。

この違いはクリニックの経営者の経営方針から生まれるものです。看護師施術にすると医師と比較すると人件費を大幅に安くすることができますので、経営側からすれば利益が増えることになり魅力的になります。一方で肝心の効果面で言えば、数多くの治療を行っている医師からすれば医師施術の照射方法をとても看護師にやらせるわけにはいきませんので、医師施術の方が当然ながら効果と安全性は高まります。

ハイフの照射技術は非常に奥が深いものですし、何千例と行ってきた私ですらもっともっと技術的に追求していきたいといまだに思っています。一部の医師からは「ハイフは医師が当てようと、看護師が当てようと結果はかわらない」などという意見があるそうですが、そのような意見は、医師が技術的な向上を追求していない、看護師施術のクリニックの考え方です。

誰が照射しても結果が同じという完全全自動のたるみマシンは将来的に望まれるところですが、残念ながらハイフマシンはそのような段階にはありません。お一人お一人で症状を見ながら照射方法は変える必要がありますし、反応を見ながら、指先で発熱の程度を感じながら最大限の効果を狙って私の場合は照射を行います。効果を重要視すればハイフは医師施術となって当然のマシンと言えると思います。