院長コラム

理想の「二重まぶた」になるには2020.11.24

こんな二重まぶたになりたい。

今の自分の瞼の形が好きになれずに、自分が理想とする形を心の中にお持ちの方は意外と多いようです。また、お子様を二重まぶたにしてあげたいのだが、どのクリニックが良いのかわからないというお声もよく耳にします。

美容外科医として毎日5~10件ほどの二重まぶたの手術を行っていた時期も長かったため、私自身も経験は多いほうだと思います。

これらの経験も踏まえて、美容外科クリニックではどのように二重まぶたを作る手術をしているのか、そしてどのようなドクターに依頼すべきなのかを考えてみたいと思います。

手術は現状と理想のギャップを埋める作業

現状のまぶたの形と自分が理想とする二重まぶたの形が存在したとします。手術は理想の二重まぶたの形にするために不要なものは取り去り、ないものは加えていく。簡単に言えば理想的な形と現状の形とのギャップを埋める作業と言えます。

例えば、理想の形よりも皮膚のたるみが多い場合には多い分だけ皮膚を切除する必要がありますし、脂肪が多ければ脂肪をとらなければなりません。蒙古ひだという皮膚のツッパリが強い場合にはその緊張をとかなければなりません。

手術の計画を決定するにあたり、現状のまぶたの構造を丹念に診察をしてしっかりと把握し、そして理想とする形のイメージを正確に共有することで必要となる術式がおのずと決定されます。

必要な術式がスケジュールの都合や金銭面などの様々な理由で受けるのが困難と感じた場合には、充分にご相談の上で「理想の形」を変更するというケースも実際はございます。

手術を成功させるドクター選びのポイント

二重まぶた手術を受けるにあたり、医師に求められるスキルは以下のようなものがあげられます。

  1. 現状のまぶたの構造を正確に把握する観察力
  2. 理想とする二重まぶたの形のイメージをお客様と完全に共有できる能力
  3. 手術の技術力
  4. コミュニケーション能力
  5. 経験

③の手術の手技自体の上手さというのは言うまでもありません。しかしもっと大切なことは本当にその人にとって必要な術式を正確に決定する能力です。そのために①と②が大切になってきます。

まぶたの美容手術は人生でも大きなイベントですので大抵の方はカウンセリングの際にとても緊張しているものです。

「緊張して思っていることを伝えきれないので、紙に書いてきました」

そんなことをおっしゃる方も多いものです。ご希望を余すところなく聞き出すこともできずに手術の計画を進めてしまうと、当然仕上がりの違和感を感じるリスクは高くなります。④のコミュニケーション能力はまぶたの手術に限らず、美容ドクターには大切な要素だと思います。

そしてここまでの①~④までがそろえば、やはりあとは経験、症例数です。100例しかやったことのない医師よりも1万例の手術を経験したドクターの方が当然クオリティは高くなります。

手術というのは毎回同じお客様に対してするわけではありませんので全員がそれぞれ様々な要素が少しずつ異なります。同じ手術メニューであっても100%が同じ流れではなく、細かな微調整の連続の中で手術が進行し、終了を迎えます。この細かな微調整が常に最善の選択をし続けるかどうかで最終的なクオリティが変わりますので、これは経験が左右する部分となります。

新人ドクターにある手術を教育する場合、手先の器用なドクターであれば7~8割の完成度にするにはそれほど長い年月はかかりません。そこから先90%~100%の完成度がまさに熟練の域となり、①~④を兼ね備えたドクターが経験でしか身につけることができない部分となります。

納得できるドクターに出会うまで手術を依頼しない

どのような手術でもいえることですが、初回の手術はとても重要です。特に切開法による二重まぶた手術や目頭切開、目尻切開などは半永久的な仕上がりを得られるというメリットもありますが、基本的に完全に元の状態に戻すことはできません。修正手術の方が難易度は上がりますので、初回でしっかり決めることが大切です。

美容クリニックのカウンセリングは毎回緊張するかもしれません。1件目のカウンセリングを受けたクリニックのドクターが、なんとなくよさそうと感じたとしても少しでも引っかかる部分がある場合にはその場で予約を取るのは辞めたほうが無難です。

「この先生なら自分の希望を叶えてくれそうだ。信頼できる」

そう感じるドクターに出会うまで複数件のクリニックでカウンセリングを受けることがお勧めです。自分の中でもドクターの良し悪しを判断する能力も磨かれていき、緊張も徐々に和らぎ、あらゆる理由から正確に判断できる可能性が高まっていきます。

ドクター選びの段階で妥協しないことはとても重要だと思います。