次世代型ピコレーザー治療による『毛穴治療』2023.10.10

Skinfinity clinic院長の橋本です

当院を受診する方の中で「お顔の毛穴を目立たなくしたい」というご要望をお持ちの方の割合は非常に多い印象です。特に鼻の症状は『イチゴ鼻』ともいわれ、今まであらゆる治療を行ってきたけれども満足いく結果を得られていないという方も非常に多い症状です。鼻に限らず鼻の脇の部分の頬の毛穴も同様になかなか治療によって簡単に症状が改善するのは難しく、根気よく治療を行う必要があるというのが一般的でした。

このように悩ましい毛穴ですが、これまでとは全く異なる新たな治療メニューのご提供を開始することができました。治療の軸を担うのは今年に当院に日本初導入となりました次世代型のピコレーザーの「ピコハイ（PICOHI)」です。

世界最短のパルス幅（2023年10月現在）の275ピコ秒を非常に安定して出力する最新鋭高性能ピコレーザーですが、細かくドット状に分散してレーザーを発射する多種多様なピコフラクショナル治療が可能な点もこれまでのピコレーザーと大きく異なる点で、まさしくピコレーザーの新時代が突入した印象を感じさせる素晴らしいマシンです。

当院ではこのレーザーを用いて様々な症状に対応したメニューを多く開発しましたが、今回ご紹介する毛穴治療もこのマシンならではの特殊なピコフラクショナルハンドピースの『VMLAフラクショナル』の機能を最大限に活用したものになります。

レーザー光を細かく配列したマイクロレンズによって複数のドット状に照射する点はこれまでも存在していたピコフラクショナルレーザーですが、ピコハイに特長的なVMLAフラクショナルはエネルギーが集中して最も強く作用する深さを４段階で自由に設定することができます。このレーザーを照射した部位では皮膚内部では非常に細かな空胞形成（LIOB形成）が生じることがわかっており、これまでのピコレーザーよりも非常に均一に細かな空胞が形成されるというのも世界最短のパルス幅で照射されているピコハイの特徴ともいえます。

VMLAを駆使した毛穴治療を１回行い、１か月後の写真と比べた動画を以下にご紹介します。たった１回の治療で周囲の人が気づくぐらいの変化が得られておりましたが、毛穴の変化を写真で比較するのはなかなか容易ではないため、比較しやすいように動画にてご紹介します。

今後も月に１回のペースで継続していくことで、さらに良い結果となることが期待されます。先日２回目の照射を終えたところですので、引き続き経過写真を共有して参りたいと考えております。

治療メニュー：ピコハイ・フラクショナル（VMLA）

40,000円＋税

当日をピークとした赤みが出現しますが、メイクは当日からも可能です。目立つ部分にはしっかり目の照射を加えますので、その部位には微小な点状出血が生じる場合がございます。その場合には２～３日はその部位の赤みが残りますがメイクでカバーできる範囲内であることがほとんどです。

麻酔なしでも照射を完了できる程度の痛みですが、痛みが苦手な方は麻酔クリームを使用します（別途麻酔代、麻酔時間３０分が必要となります）

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