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スレッドリフト

中顔面スレッドリフトについて2023.7.2

こんにちは。Skinfinity Clinic院長の橋本です。

今回は当院でも非常に人気の高い、お顔正面のタルミ改善についてお話させて頂きます。

お顔正面の丸で囲んだエリアは、顔上部、中部、下部の3つのエリアに分けた際にちょうど中央に位置するため、『中顔面(ちゅうがんめん)』と呼ばれる部分です。この部分には皮膚のタルミも集まってきますし、内部の脂肪も加齢により下に下がってきますので、下の写真の矢印で示したほうれい線のすぐ上の部分に膨らみが出現してきます。

この膨らみは、ほうれい線の中でも特に鼻の横に近い部分の影を深める要因となり、老け込んだ印象を与えてしまう大きな原因となります。

それとは対照的に、上の写真の丸で囲んだエリアは加齢とともに徐々にくぼんでくる印象がでてくるため、クマのような印象を強め始めます。頬の立体感は損なわれて最も高さのある位置の高さが鼻の横へと徐々に下がっていきます。この加齢変化は20代後半から出現し始め、程度の違いはありますが40代以降ではほとんど方に見られるようになります。

治療に当たっては鼻の横に出現した、以前にはなかった膨らみの原因を正確に見極めることが大切です。

中顔面全体の膨らみを作り上げている脂肪は浅い部分、深い部分とそれぞれいくつかの部屋に分かれていますが、塊として内部では加齢変化によって下がっているだけのケースもあれば、脂肪自体も加齢により減少しているケース、またはその両方ともに起こっているケースもあります。

目の下がくぼんだように見えるからといって、ボリュームが減っているとは限らないのです。ただ単に脂肪が下に垂れ下がっているだけの方に対して、ヒアルロン酸注射や脂肪注入などによってボリュームを補充する治療だけを行ってしまうと、影はなくなったとしてもお顔が全体的に大きくなってしまい本来の印象と異なる仕上がりとなってしまいます。

脂肪が下がっているだけの人に対しては元の位置へ引き上げる治療がベストですし、脂肪自体の減少があるようであれば減少したボリューム分だけは的確に補充することももちろん大切になってきます。この見極めにはある程度の経験を要しますが、自然な若返りを追求するには極めて重要なステップです。

中顔面の脂肪が加齢により下がった症状に対しては軽度の場合はハイフ(HIFU)系のマシンで十分に引きあがります。当院ではウルトラフォーマーMPTという最新機種を用いて、中顔面のエリアが自然に引きあがるような独自の照射方法にて以前から行って参りました。こちらもとても人気の高い治療です。

脂肪の下がり具合がやや重度のケースでは溶ける糸を使用したスレッドリフトを行っております。中顔面のこのエリアの脂肪のリフトアップは限られたクリニックでしか行われていない治療だと思いますが、私はこの治療を10年ほど前から行って参りました。

治療前後の写真を並べてみますと頬の位置が引きあがり、鼻の脇にでていた膨らみがなくなることでほうれい線の上の方の影がかなり浅くなっています。

治療直後のお写真ですので麻酔の影響でわずかにムクミ感や引き連れ感が生じておりますが、当日以内に落ち着いてまいります。

PCL(ポリカプロラクトン)を呼ばれる成分の吸収性の糸を用いて、特殊な手法で中顔面の脂肪の下垂をしっかりと引き上げていきます。PCLは周辺のコラーゲン造成をしっかりと引き起こしながら消失していきますが、しなやかな素材ですので異物感が少ないのも特徴です。

最終的には増えたコラーゲンの支えが、再び中顔面内部の脂肪が下垂するのをしっかりと予防してくれるようになります。再び気になり始めたときに1本ずつでも追加してより安定性を増していくことも可能です。

 

【中顔面スレッドリフト】

1本35000円+tax

初回は通常片側2本ずつを使用しますが、半年~1年後を目安に1本ずつの追加を行いより安定性を増していくことをお勧めしております。

直後は麻酔の違和感とわずかなムクミ感、引き連れ感を感じることがありますが、通常は翌日には落ち着いてまいります。