こんにちは院長の橋本です。
現在発売中の美容雑誌『美St』2017年7月号にて、ヒアルロン酸注入治療の特集が掲載されております。
私もこの特集記事作成にあたりましてお声かけいただきまして、実際にヒアルロン酸の治療の撮影をしていただいたり、コメントをさせていただいております。
この企画は事実上、「ヒアルロン酸注入のみでどこまで素晴らしい変化を出すことができるか」という趣旨になると思います。
私は本来、最も綺麗で自然な若返りをご提案する際には、以前にはなかったタルミを引き締めて治療しながら、必要であれば失われたボリュームに対してのみヒアルロン酸注入を加えるという複合治療をお勧めしております。しかし、今回は良い機会をいただきまして、ヒアルロン酸単独でどのような仕上がりとなるかを4名の方にモニター様としてご協力いただき、前後の仕上がりを写真で追わせていただきました。
私と、ヴェリテクリニックの室先生の2人で2名ずつヒアルロン酸注入を行い、そのビフォーアフターをその日のうちに撮影するという「一発勝負」の企画でした。
どんな仕上がりになろうとも事実として記事に公開されますので、撮影されながらということもありいつもとは違った緊張感がありましたが、普段通りに治療を行わせていただきました。
実際の記事はぜひ記事をお手に取ってご覧ください。美容医療の良い部分、悪い部分。そしてこれまでの長い歴史、多数存在する日本の美容ドクター達のすべてを知り尽くした著名な編集者の方の正直なコメントも掲載されております。これからヒアルロン酸治療を考えていた。もしくは、ヒアルロン酸治療とはどういうものか興味をお持ちだった方にもとてもよい情報が記載されております。
私のヒアルロン酸注入のコンセプトは「とにかく自然な仕上がり」。これに尽きます。
『古くからテレビで見かける女性芸能人。今でもシワやタルミ一つなくとてもキレイだけど、以前と顔が全然違う。』
最近頻繁にこのような方をお見かけするようになりました。
このような現象がヒアルロン酸治療のようなボリュームを補充する治療には起こり得ます。入れれば入れる程しわは伸びますが、以前よりも皮膚は伸びているわけですので、完全にシワを消そうという目的だけに目を取られてしまうと結果的に顔は以前より当然大きくなります。
目の下に関してもボリューム補充のみでシワやくぼみを伸ばしすぎてしまうと、目元が圧迫されたような独特の顔つきが生まれます。表情を作っていないときにこの状態を作り上げてしまうと、笑顔になった際に中顔面が引き上がった際にはさらに笑顔の美しさが損なわれます。
このような仕上がりは私は「極めて不自然」ととらえています。
これを読んでいる方にとっては「当たり前」と感じるかもしれませんが、これが恐ろしいことに「シワを消したい」「引き上げたい」「溝をなくしたい」という目的ばかりを追い求めすぎると、もっと!もっと!とどんどんと入れたくなります。不自然という感覚すらお互いが麻痺してしまうのです。これは入れる側のドクター側もお客様側も双方が目的を見誤っているとしか言いようがありません。恐ろしい現象です。
そのようなクリニックのスタッフも顔がパンパンだったり、実際にドクター自身の顔がボコボコだったりということもあります。
雑誌記事の中に、「良いドクター選びはクリニックのスタッフのキレイさをみるのもオススメ」という内容の記載がありました。これにつきましてはヒアルロン酸注入や手術に限定すれば確かな情報だと思います。
自らのスタッフに施術する院長のセンスがそのまま表れるのがこれらの治療だからです。美容皮膚科に関してスタッフが肌がキレイかということについてはあまり指標にならない部分もあります。採用時に肌のキレイさを重視した採用を行えばそのようなスタッフがそろえることができるからです。入職後に継続して観察していって、スタッフの肌が「どう変化していっているか」は良い指標かもしれません。
しかし確実に言えることは、「あのスタッフのような仕上がりになりたくない」という注入系や手術系の仕上がりを目の当たりにした場合には、そのクリニックのドクターとはセンスを共有できない可能性があるということです。
ヒアルロン酸注入は注入するドクターのセンスやコンセプトが自分自身の理想と合致しているかどうかが非常に重要です。その部分を共有できない限り、満足いく仕上がりになる可能性はほとんどないでしょう。
最後に私のヒアルロン酸注入の際のコンセプトをお伝えしておきます。
この5つです。言うは易く行うは難しですが、ご依頼いただいた方には全力でこの5つの実現にむけて注入しています。