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院長コラム

私が考える 『理想の美容皮膚科』 とは2018.10.23

美容皮膚科とは何をするところなのか

「美容皮膚科ってどんなことをするんですか?」 
「美容外科とどう違うんですか?」

このような質問をよくプライベートでも頂きます。 医師の友人からもよく聞かれる質問ですので、一般の方からすれば、よくわからない部分も多くて当然ではないでしょうか。

私はこんな風にお答えしています。

『美容整形 (美容外科) は顔の形を変えたい人が行くところ。』

『美容皮膚科は、皮膚をキレイにしたい人が行くところ。』

美容外科のなかでも美容整形と一般の方に呼ばれる分野は、

「鼻の形を変えたい」「一重まぶたを二重にしたい」「唇を薄くしたい」「鼻を高くしたい」「小鼻を小さくしたい」「顎を出したい」など、基本的に今の自分の人相を変えたい。違う自分になりたいというご希望をかなえる技術です。

私は美容外科医でもありますので、美容外科手術をメインに行っていた時期はこのようなご希望にも全力でお答えしてまいりました。しかし、現在のスタイルは最先端の美容皮膚科技術と美容外科を総動員して治療にあたるというもの。このコンセプトのクリニックを立ち上げてからはトータルでみると手術的なご希望をされる方はやはり少数派です。

まぶたの重度のタルミなど、マシン系で太刀打ちできないような場合には眉下切開などの手術的な治療がベストの場合もありますのでその場合には最高のクオリティを目指す場合の選択肢の一つとして正直にご提示しています。

美容皮膚科診療で最も気を付けていること

私が日常の美容皮膚科の診療で意識している治療の目指す第一歩は 

「その人がご自身で思う最も綺麗だった状態」 であって、決して別人の顔ではありません。

10歳のころの肌がベストな状態であったのであれば、10歳のころの肌が治療の目指すゴールです。

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20歳のころの顔の状態がベストであれば、その状態が治療の目指すゴールです。

例えば40歳になると、20歳の時とは様々な要素が加齢変化を起こして変化します。 皮膚はたるみが出てきますし、小じわも増えます。 シミも増えてきますし、くすみも出てきます。お顔の脂肪のボリュームは減って目の下にクマができやすくなったり、ホホがやつれた印象になることもあります。

今の美容皮膚科技術はとても進化していますし、マシンの進化もすさまじいものがあります。加齢変化で起こった変化を 「時間を正確に巻き戻し」 することも可能になっています。

足りなくった皮膚のハリを取り戻す。 足りなくなったボリュームを取り戻す。 シミの増えた肌からシミをなくす。

これらは、すべて全く違和感なく綺麗になる方法です。 基本的には自分の顔の形を変えているのではなく、「時間を逆戻し」 しているだけですから。

私は特に 「ご自身のもともとのお顔のイメージを変えない」 という点は美容皮膚科では重要視しています。

何かすごく良くなって綺麗になったけど、どこをどう変わったとポイントで指摘するのは難しい。 これが理想ですね。

最近では美容皮膚科の進歩はめざましく、自分史上最高の肌を簡単に目指せるようにもなっています。あまりに 「食わず嫌い」 の方が多く、まだまだ敷居が高い印象の 美容皮膚科。ぜひ一度、ご自身のお肌で実感してみてください。もっともっと美容皮膚科が身近なものになるように、願っています。

「何かあの人、最近綺麗になったわね。。。」

それは「かかりつけの美容皮膚科」が見つかっただけかもしれません。